七年戦争 1756 ～ 1763 年の参加者。七年戦争

七年戦争 1756 - 1763 - 歴史科学ではさまざまな定義を受けています。そこでウィンストン・チャーチルはそれを第一次世界大戦の先駆けと呼び、オーストリアにとっては第三シレジア、スウェーデン人はポメラニアン、カナダでは第三カルナティックと呼んだ。それは地球のさまざまな地域をカバーする世界的な紛争であり、多くのヨーロッパ諸国が本質的にこの紛争で戦った。ロシアがこの戦争にどのように関与し、どのような役割を果たしたかについては、この記事をお読みください。

原因

要するに、この戦争の原因は本質的に植民地主義的なものである。植民地時代の緊張は主に北アメリカで、そして大陸におけるイギリス王の所有物のためにフランスとイギリスの間に存在しました。また、プロイセンとオーストリアは係争地を巡って争った。そのため、シレジアのための最初の 2 つの戦争中に、プロイセンはこれらの土地を自国で切り取ることができ、その人口はほぼ 2 倍になりました。

フリードリヒ 2 世が率いるプロイセンは、数世紀にわたる分裂を経て、ヨーロッパの覇権を主張し始めました。多くの人はそれが気に入らなかった。しかし、七年戦争の前兆では、連合軍のクーデターのような歴史的現象が見られます。これは、一見理解できる連合が崩壊し、新しい連合が形成されるときです。

プロイセン王フリードリヒ二世大王。在位 1740 ～ 1786

すべてはこのように起こりました。ロシアにとって、オーストリア、イギリスは長年の同盟国であった。そしてロシアはプロイセンの強化に反対した。プロイセンはフランスとイギリスとともにオーストリアに対して封鎖された。フリードリヒ２世は、当然のことながら、二つの戦線で戦わないように、イギリスにロシアに影響を与えるよう求めた。この目的のために、プロイセンは金銭と引き換えに大陸におけるイギリスの所有物を保護することを約束した。

誰も予想していなかった転機は、イギリスとプロイセンの間で不可侵条約が締結されたことでした。これはフランス、オーストリア、ロシアで強い反発を引き起こした。最終的に、オーストリア、フランス、ロシア、ザクセンが一方に、プロイセンとイギリスが他方で連合を形成しました。

このように、ロシアは、ヨーロッパにおけるプロイセンの影響力の増大を阻止したいという自らの願望により、七年戦争に巻き込まれた。概略的には、これは次のように示されます。

戦闘の進行状況

18 世紀を通じて、ロシア軍は一度も敗北を喫しなかったことを知っておくべきです。七年戦争では、彼女は最高司令官以外には運がなかった。これらが主な出来事と戦いでした。

ステパン・フェドロヴィチ・アプラクシン元帥

重要な戦いの 1 つは、1757 年 7 月にプロイセンとロシアの間で起こりました。ロシア軍の司令官はS.F. アプラクシンは、プロイセン王が自分のアイドルであるという事実を特に隠さなかった。その結果、作戦が5月に始まったにもかかわらず、軍隊がプロイセンの国境を越えたのは7月になってからだった。プロイセン軍は行進の途中でロシア軍を攻撃し、追い越しました。通常、行進中の攻撃は攻撃側の勝利を意味します。しかし、そこにはありませんでした。アプラクシン側の完全な指揮能力の欠如にもかかわらず、ロシア軍はプロイセン軍を打倒した。戦いは決定的な勝利に終わりました！サルティコフは裁判にかけられ、指揮官から外された。

ウィリム・ヴィリモヴィッチ・フェルモール伯爵総司令官

次の大きな戦闘は 1958 年に起こりました。ロシア軍の最高司令官の地位はV.V.によって引き継がれました。フェルモル。ロシア軍とプロイセン軍の間の戦闘はツォルンドルフ村の近くで行われた。指揮官が戦場から完全に逃げたという事実にもかかわらず、ロシア軍はプロイセン軍を完全に破りました！

ピョートル・セメノビッチ・サルトゥイコフ元帥

ロシア軍とプロイセン軍の間の最後の本格的な戦闘は 1759 年 8 月 12 日に行われました。司令官の代わりにはPS将軍が就任した。サルティコフ。軍隊は真っ向から対決した。フレデリックは、攻撃側の側面の1つが強力に強化され、いわば敵の反対側の側面を斜めに一掃して主力に激突する、いわゆる斜め攻撃を使用することにしました。側面をひっくり返したことで残りの部隊が方向感覚を失い、主導権を握られるという計算だ。しかし、ロシアの将校たちはフリードリヒがどのような攻撃を行ったかを気にしなかった。彼らはまだそれを壊しました！

七年戦争へのロシアの参加の地図

ブランデンブルク家の奇跡 - 結果

その後コルベルク要塞が陥落したとき、フリードリヒ 2 世は大きなショックを受けました。彼は何をすればいいのか分かりませんでした。国王は何度か王位を放棄しようとしたり、自殺しようとしたりした。しかし、1761年末に信じられないことが起こりました。エリザベタ・ペトロヴナが亡くなり、王位に就きました。

新しいロシア皇帝はフリードリヒとサンクトペテルブルク条約に署名し、ケーニヒスベルクを含むプロイセンにおけるロシアによるすべての征服を完全に放棄した。さらに、プロイセンには、ロシアのかつての同盟国であるオーストリアとの戦争のためにロシア軍団が提供されました。

そうでなければ、ケーニヒスベルクが 1945 年ではなく 18 世紀にロシアの一部となるという事実を当てにすることは十分に可能です。

公平を期すために、この戦争が他の交戦当事者にとってどのように終わったのか、その結果はどうなったのかを語る価値はある。

イギリスとフランスの間でパリ講和が締結され、これによりフランスはカナダと北米のその他の土地をイギリスに割譲した。

プロイセンはオーストリアとフーベルトゥスブルクと呼ばれたシュレージエンと和平を結びました。プロイセンは係争中のシレジアとグラッツ伯領を獲得した。

よろしくお願いします、アンドレイ・プチコフ

最高権力を強化し、資源を動員し、よく組織された大軍（100年間で25倍に成長し、15万人に達した）を創設することによって、比較的小さなプロイセンは強力な攻撃的な大国に変わる。プロイセン軍はヨーロッパ最強の軍隊の一つとなる。彼女は鉄の規律、戦場での高い機動性、そして命令の正確な実行によって際立っていました。さらに、プロイセン軍は、軍事の理論と実践に多大な貢献をした、当時の傑出した指揮官であるフリードリヒ二世大王によって率いられました。 18世紀半ばまで。植民地の再分配をめぐる闘争に関連した英仏の矛盾も急激に悪化している。これらすべてが伝統的な関係に変化をもたらしました。イギリスはプロイセンと同盟を結びます。これにより、かつての敵対国であるフランスとオーストリアは、英プロイセン同盟の脅威に対して団結することを余儀なくされた。後者は七年戦争 (1756-1763) を引き起こします。 2つの連合がそれに参加した。一方では、イングランド（ハノーファーと連合）、プロイセン、ポルトガル、およびドイツのいくつかの州。もう一方は、オーストリア、フランス、ロシア、スウェーデン、ザクセン州、およびドイツのほとんどの州です。ロシアに関して言えば、サンクトペテルブルクはプロイセンのさらなる強化に満足していなかった。プロイセンはポーランドへの影響力を主張し、リヴォニア騎士団の旧領地を抱えていた。これはロシアの利益に直接影響を与えた。ロシアはオーストリア・フランス連合に加わり、同盟国であるポーランド王アウグストゥス3世の要請を受けて1757年に七年戦争に参戦した。まず第一に、ロシアは東プロイセンの領土に興味を持っており、サンクトペテルブルクは東プロイセンをポーランド・リトアニア連邦に与え、その見返りとしてロシアと国境を接するクールラント地方を受け取るつもりであった。七年戦争では、ロシア軍は独立して（東プロイセン、ポメラニア、オーデル川沿い）、そしてオーストリアの同盟国（オーデル川、シレジア川）と協力して行動した。

1757 年の戦役

1757年、ロシア軍は主に東プロイセンで作戦を展開した。 5月、ステパン・アプラクシン元帥指揮下の軍隊（5万5千人）が、レヴァルト元帥指揮下の軍隊（3万人の正規軍と1万人の武装住民）が守る東プロイセンの国境を越えた。同時代の人々の回想によれば、彼らは軽い気持ちで遠征に臨んだわけではない。イワン雷帝の時代以来、ロシア人は実際にドイツ人と戦ったことがなかったため、敵は伝聞によってのみ知られていました。ロシア軍はプロイセン王フリードリヒ二世の有名な勝利を知っていたため、プロイセン軍を恐れていました。この作戦の参加者で後に作家となるアンドレイ・ボロトフの回想録によると、ロシア側にとって初めて国境での小競り合いが失敗に終わった後、軍は「大きな臆病さ、臆病さ、恐怖」に圧倒されたという。アプラクシンはあらゆる方法でレヴァルドとの衝突を避けた。これはプロイセン軍が強力な要塞陣地を占領したヴェラウで起こった。「平和的な元帥」は彼らを攻撃する勇気はなかったが、彼らを迂回することに決めました。これを行うために、彼はグロース・イェーガースドルフ村の地域でプレーゲル川を渡り始め、プロイセン軍の陣地を迂回してアレンブルクに移動した。この作戦について知ったレヴァルトは2万4千の軍隊を率いてロシア軍との合流を急いだ。

グロース・イェーガースドルフの戦い (1757). 渡河後、ロシア軍は見慣れない森林と湿地地帯にいることに気づき、戦闘陣形を失った。レヴァルトはこれを利用し、1757 年 8 月 19 日に川の近くに点在するロシア軍部隊を即座に攻撃しました。主な打撃は、編成を完了する時間がなかったワシリー・ロプーキン将軍の第2師団に降りかかりました。彼女は大きな損失を被ったが、回復力を示し、後退しなかった。ロプーキン自身も銃剣で負傷し、プロイセン軍に倒れたが、兵士たちに撃退され、彼らの腕の中で死亡した。ロシア軍は同じ方向への度重なる攻撃を抑えることができず、森に押し付けられていることに気づいた。彼らは完全な敗北の危機にさらされましたが、ピョートル・ルミャンツェフ将軍の旅団が介入し、戦いの結果を決定しました。仲間の死を見て、ルミャンツェフは急いで彼らの救援に向かった。森の茂みを抜けて進んだ旅団は、レヴァルトの歩兵隊の側面と後部に予期せぬ打撃を与えた。プロイセン軍は銃剣攻撃に耐えることができず、撤退を始めた。これにより、ロシアのセンターは回復し、陣形を整えて反撃を開始する機会を与えられた。一方、左翼ではドン・コサックが頭角を現した。偽りの退却でプロイセン軍騎兵を歩兵と砲兵の砲撃にさらし、さらに反撃を開始した。プロイセン軍は各地から撤退した。ロシア人への被害は5.4千人、プロイセン人 - 5千人に達しました。

これはプロイセン軍に対するロシア初の勝利となった。それは彼らの士気を大幅に高め、過去の恐怖を払拭しました。アプラクシン軍にいた外国人志願兵（特にオーストリアのアンドレ男爵）の証言によると、これほど残忍な戦いはヨーロッパではかつてなかったという。グロース・イェーガースドルフの経験から、プロイセン軍はロシア兵が高い戦闘能力を発揮する銃剣による接近戦を好まないことがわかった。しかし、アプラクシンは彼の成功を追撃せず、すぐに軍隊を国境まで撤退させた。広まったバージョンによると、彼の辞任の理由は軍事的なものではなく、本質的に内政的なものでした。アプラクシンは、病気の皇后エリザベタ・ペトロヴナの死後、プロイセンとの戦争に反対していた甥のピョートル3世が権力を握るのではないかと懸念した。ロシアの攻撃を止めたもっと平凡な理由は、ロシア軍の隊列に甚大な被害をもたらした天然痘の流行であった。したがって、1757 年には、戦場での 8.5 倍の兵士が病気で亡くなりました。その結果、1757年の作戦はロシア軍にとって戦術的には無駄に終わった。

1758 年の戦役

すぐに回復したエリザベタ・ペトロヴナはアプラクシンを指揮から外し、ウィリアム・ファーマー将軍を軍司令官に据え、精力的に作戦を継続するよう要求した。 1758年1月、3万人のロシア軍が再び東プロイセンの国境を越えた。第二次東プロイセン遠征はほぼ無血で迅速に終了した。ロシア軍が冬季遠征を開始するとは予想していなかったフリードリヒ2世は、スウェーデン軍の攻撃から守るためにレヴァルトの軍団をシュテッティン（現在のシュチェチン）に派遣した。その結果、東プロイセンには小規模の守備隊が残り、ロシア軍に対する抵抗はほとんどなかった。 1月11日、ケーニヒスベルクは降伏し、東プロイセンの住民はすぐにロシア皇后に宣誓した。こうして、バルト三国における十字軍の以前の征服で残っていた最後の拠点が陥落し、エリザベタ・ペトロヴナはいわばアレクサンドル・ネフスキーが始めた仕事を完成させた。実際、1758 年の冬、ロシアは七年戦争における当面の目標を達成しました。春の雪解けを待った後、農民は軍をオーデル川のキュストリン（キュストジン）地域に移動させ、そこでバルト海沿岸に位置するスウェーデン軍と交流することを計画した。キュストリン（ベルリンから75キロ）にロシア軍が出現したことは、フリードリヒ2世をひどく警戒させた。首都からの脅威を回避するために、プロイセン王はシレジアにオーストリア人に対する障壁を残し、自らも農民に対して行動を起こした。フレデリックの33,000の強力な軍隊がオーデル川に近づき、その対岸にはファーマーの42,000の強力な軍隊が立っていた。夜の行軍で、プロイセン王は川を北に上り、オーデル川を渡り、農夫の後方に進み、退路を遮断した。ロシアの司令官は偶然コサックからこのことを知り、その哨戒部隊の1人がプロイセン軍と小競り合いを起こした。農民は直ちにキュストリンの包囲を解き、ツォルンドルフ村近くの有利な位置に軍隊を配置した。

ツォルンドルフの戦い (1758). 1758 年 8 月 14 日の午前 9 時に、プロイセン軍はロシア軍の右翼を攻撃しました。最初の打撃はいわゆるものによって行われました。新兵のみで構成される「監視兵団」。しかし彼はひるむことなく猛攻撃を食い止めた。すぐにロシア騎兵隊がプロイセン軍を追い返した。次に、有名なザイドリッツ将軍指揮下のプロイセン騎兵隊によって打倒されました。ひづめの下からの塵の雲と銃撃による煙が風に乗ってロシア軍陣地に運ばれ、視界が困難になった。プロイセン軍に追われたロシア騎兵隊は歩兵に向かって疾走したが、彼らは解体せずに発砲した。両軍兵士は砂塵と煙に混じり、虐殺が始まった。実包を発射した後、ロシア歩兵は揺るぎなく立ち、銃剣と短刀で反撃した。確かに、勇敢に戦った人もいれば、ワインの樽にたどり着いた人もいます。酔った後、彼らは警官を殴り始め、命令に従わなかった。一方、プロイセン軍はロシアの左翼を攻撃したが、撃退されて敗走した。残忍な虐殺は夜遅くまで続いた。双方の兵士は火薬を使い果たし、冷たい鋼鉄で白兵戦を行った。アンドレイ・ボロトフは、ツォルンドルフの戦いの最後の瞬間における同胞たちの勇気を次のように描写している。戦って、足や腕を失ってすでに地面に横たわり、残った手で敵を殺そうとした者もいた。」プロイセン騎兵フォン・ケイト大尉の反対側からの証拠は次のとおりである。「ロシア人は列に並んで横たわり、銃にキスをした――彼ら自身がサーベルで切り倒されている間――そして銃から離れなかった。」疲れ果てた両軍は戦場で一夜を過ごした。プロイセン軍はツォルンドルフの戦いで1万1千人以上を失った。ロシア人への被害は1万6千人を超えた。（「監視団」は隊員の8割を失った）。戦闘に参加した兵士の総数に対する死傷者数の比率 (32%) で見ると、ツォルンドルフの戦いは 18 世紀から 19 世紀にかけて最も血なまぐさい戦いの 1 つです。翌日、農夫が真っ先に撤退した。これにより、フレデリックは勝利を自分自身に帰する理由が得られた。しかし、大きな損失を被ったため、彼はあえてロシア軍を追撃することはせず、ボロボロの軍隊をキュストリンに連れて行った。ツォルンドルフの戦いでファーマーは実際に 1758 年の戦役を終えた。秋にはポーランドの冬季営地に赴いた。この戦いの後、フレデリックは歴史に残る言葉を発した。「ロシア人を倒すよりも殺す方が簡単だ」。

1759 年の戦役

1759年、ロシア人はオーデル川でのオーストリア人との共同行動に合意し、ピョートル・サルトゥイコフ将軍がロシア軍の最高司令官に任命された。目撃者の一人から聞いた彼の印象は次のとおりです。「白髪の老人、小柄で素朴…何の装飾も華やかさもなし…私たちには本物の鶏のように見えました、そして誰もそんなことを考えようとはしませんでした」彼は重要なことなら何でもできるだろう。」一方、七年戦争におけるロシア軍の最も輝かしい作戦はサルトゥイコフに関連している。

パルツィヒの戦い (1759). ラウドン将軍率いるオーストリア軍団と合流するためオーデル川へ行進していたサルティコフ軍（4万人）への道は、ヴェーデル将軍指揮下のプロイセン軍団（2万8千人）によって阻止された。同盟国同士の会合を阻止するために、ヴェーデルは1759年7月12日にパルツィヒ（フランクフルト・アン・デア・オーデル南東のドイツの村）にあるロシア軍陣地を攻撃した。サルティコフはプロイセンの直線的な戦術に対して縦深の防御を使用した。プロイセン歩兵はロシア軍陣地を4回にわたって激しく攻撃した。攻撃が失敗し4000人以上を失い、死者はわずか4000人を超えたため、ヴェーデルは撤退を余儀なくされた。「かくして、」とサルトゥコフは報告書に書いている、「誇り高き敵は、5時間に及ぶ激戦の末、将軍全員の嫉妬、勇敢さ、勇敢さ、とりわけ軍隊の恐れ知らずさによって完全に敗北し、追い出されて敗北した。彼らの従順さは、一言では称賛に値する、比類のないものだと十分に言い表すことはできません。この兵士という行為は、すべての外国人志願兵を驚かせました。」ロシア側の損失は死者894名、負傷者3,897名に達した。サルティコフはプロイセン軍をほとんど追撃しなかったので、プロイセン軍は完全な敗北を避けることができた。パルツィヒの戦いの後、ロシア軍はフランクフルト・ナ・オーデルを占領し、オーストリア軍と統一した。パルツィヒでの勝利はロシア軍の士気を高め、新しい最高司令官への信頼を強めた。

クーナースドルフの戦い (1759). ラウドン軍団（1万8千人）と合流した後、サルティコフはフランクフルト・ナ・オーデルを占領した。フレデリックはロシアのベルリンへの動きを恐れた。 7月末、彼の軍隊はオーデル川の右岸に渡り、ロシア・オーストリア軍の後方に向かった。プロイセン王は有名な斜め攻撃でロシア軍部隊が駐屯する左翼を突破し、連合軍を川に押し込んで破壊する計画を立てた。 1759年8月1日午前11時、クーネルスドルフ村近くで、フリードリヒ大王（4万8千人）率いるプロイセン軍が、サルトゥイコフ将軍（4万1千人）指揮下のロシア・オーストリア軍の事前に要塞化された陣地を攻撃した。ロシア人および18,000人のオーストリア人）。最も熱い戦いは、ミュールベルク（左翼）とB.スピッツ（サルトゥイコフ軍の中心）の高地で行われた。この方向で数的優位を築いたプロイセン歩兵は、アレクサンドル・ゴリツィン将軍の指揮下に部隊が配置されていたロシアの左翼を押し返すことに成功した。ミュールベルクを占領したプロイセン軍はこの高さに大砲を設置し、ロシア軍陣地に縦方向の砲撃を開始した。フレデリックはもはや勝利を疑わず、成功の知らせを伝える使者を首都に送った。しかし、良い知らせがベルリンに殺到している間に、ロシアの銃がミュールベルクを襲った。彼らは正確な射撃で、この高さからロシア陣地の中心に攻撃を仕掛けようとしていたプロイセン歩兵の隊列を混乱させた。最後に、プロイセン軍は、ピョートル・ルミャンツェフ将軍の指揮下で連隊が駐屯していたB.スピッツ高地の中央部に主撃を加えた。大きな損失を出しながらも、プロイセン軍歩兵は激しい戦闘が勃発する高みに到達することができた。ロシア兵は優れた回復力を示し、繰り返し反撃を開始した。プロイセン王はますます兵力を引き上げたが、「予備軍のゲーム」ではロシアの最高司令官に負けた。サルトゥイコフは戦況を厳しくコントロールし、最も危険な地域に即座に援軍を送った。苦悩する歩兵を支援するために、フレデリックはザイドリッツ将軍の突撃騎兵部隊を戦闘に派遣した。しかし小銃と大砲の砲撃により大きな損害を被り、短い戦闘の後に撤退した。この後、ルミャンツェフは兵士たちを率いて銃剣による反撃を開始し、プロイセン軍の歩兵を高所から渓谷に投げ込んだ。プロイセン騎兵の生き残りは救援に向かったが、ロシア・オーストリア軍部隊による右翼の一撃で追い返された。戦いのこの転換点で、サルティコフは総攻撃を開始する命令を出した。ロシア兵は何時間もの戦闘で疲労困憊していたにもかかわらず、強力な攻撃を実行する体力を見出し、プロイセン軍を大敗させた。夕方７時までには全て終わった。プロイセン軍は大敗を喫した。彼女の兵士のほとんどは逃亡し、戦いの後、フレデリックに武器を持って残ったのはわずか 3,000 人でした。国王の状態は、戦いの翌日に友人の一人に宛てた次のような手紙からも明らかだ。戦いは戦いそのものよりもひどいものになるでしょう。私にはもっと多くの手段がありますが、実を言うと、私はすべてを失ったと考えています。」プロイセン軍の損害は死者76000人以上、捕虜と脱走兵4500人以上に達した。ロシア軍は戦死2.6千人、負傷者10.8千人を失った。オーストリア人 - 0.89千人が死亡、1.4千人が負傷。多大な損失とオーストリア軍司令部との矛盾により、サルトゥイコフはその勝利を利用してベルリンを占領し、プロイセンを破ることができなかった。オーストリア軍司令部の要請により、ロシア軍はベルリンを攻撃する代わりにシレジアに向かった。これはフレデリックに正気に戻り、新しい軍隊を募集する機会を与えた。

クーネルスドルフの戦いは、七年戦争最大の戦いであり、18 世紀におけるロシア兵器の最も印象的な勝利の 1 つです。彼女はサルトゥイコフをロシアの優れた指揮官のリストに昇進させた。この戦いで、彼は伝統的なロシアの軍事戦術、つまり防御から攻撃への移行を使用しました。これが、アレクサンダー・ネフスキーがペイプス湖で、ドミトリー・ドンスコイがクリコヴォ・フィールドで、ピョートル大帝がミニクのポルタヴァ近くでスタヴチャヌイで勝利した方法である。クーネルスドルフでの勝利により、サルティコフは元帥の階級を獲得した。戦いの参加者には、「プロイセン軍に対する勝者に」と刻まれた特別なメダルが授与されました。

1760 キャンペーン

プロイセンが弱体化し、終戦が近づくにつれ、連合軍陣営内の矛盾が激化した。それぞれが自分の目標を達成しましたが、パートナーの意図とは一致しませんでした。したがって、フランスはプロイセンの完全な敗北を望まず、オーストリアに対するカウンターバランスとしてプロイセンを維持することを望んでいた。一方、彼女はプロイセンの力を可能な限り弱体化させようとしたが、これをロシア人の手を介して行おうとした。一方、オーストリア、フランス両国はロシアの強大化を許すべきではないという点で一致し、東プロイセンの加盟に粘り強く抗議した。オーストリアは今度は戦争での任務を概ね完了したロシア人をシレジア征服に利用しようとした。 1760年の計画について議論する際、サルティコフは軍事作戦をポメラニア（バルト海沿岸の地域）に移すことを提案した。司令官によれば、この地域は戦争の被害を受けておらず、食料を手に入れるのは簡単だったという。ポメラニアでは、ロシア軍はバルト海艦隊と交流し、海から援軍を受け取ることができ、この地域での立場を強化した。さらに、ロシアによるプロイセンのバルト海沿岸の占領により、貿易関係は急激に縮小し、フリードリヒの経済的困難は増大した。しかし、オーストリア指導部はエリザベート・ペトロヴナ皇后を説得して、共同行動のためにロシア軍をシレジアに移送することに成功した。その結果、ロシア軍は分裂した。小規模部隊はコルベルク（現在のポーランドの都市コロブジェク）を包囲するためにポメラニアに派遣され、主要部隊はシレジアに派遣された。シレジアでの作戦は、同盟国の行動の一貫性のなさと、オーストリアの利益を守るためにサルトゥイコフが兵士を破壊することに消極的であることが特徴であった。 8月末、サルティコフは重病にかかり、すぐに指揮権は元帥アレクサンダー・ブトゥルリンに移った。この作戦における唯一の印象的なエピソードは、ザハル・チェルニシェフ将軍の軍団（2万3千人）によるベルリンの占領であった。

ベルリン占領 (1760). 9月22日、トレーベン将軍指揮下のロシア騎兵分遣隊がベルリンに接近した。捕虜の証言によると、市内には歩兵大隊が３個大隊と騎兵大隊が数個しかなかった。短期間の大砲の準備の後、トトレーベンは9月23日の夜にプロイセンの首都を襲撃した。真夜中、ロシア軍はガリア門に突入したが、撃退された。翌朝、ヴュルテンベルク公率いるプロイセン軍団（1万4千人）がベルリンに接近した。しかし同時に、チェルヌィシェフの軍団はトトレベンに間に合うように到着した。 9月27日までに、13,000人のオーストリア軍団もロシア軍に接近した。その後、ヴュルテンベルク公とその軍隊は夕方に市を出発した。 9月28日の午前3時に、使者たちが降伏への同意のメッセージを携えて都市からロシア軍に到着した。プロイセンの首都に4日間滞在した後、チェルニシェフは造幣局である兵器庫を破壊し、国庫を占領し、市当局から150万ターラーの賠償金を受け取った。しかしすぐに、フリードリヒ2世率いるプロイセン軍が接近しているという知らせを受けて、ロシア人は街を去った。サルトゥイコフによれば、ベルリン放棄はオーストリア軍総司令官ダウンの不作為によるもので、ダウンはプロイセン国王に「好きなだけ我々を倒す」機会を与えたという。ロシア人にとってベルリン占領は軍事的意義よりも経済的意義が大きかった。この作戦の象徴的な側面も同様に重要でした。これはロシア軍による史上初のベルリン占領であった。興味深いのは、ドイツの首都への決定的な攻撃前の1945年4月に、ソビエト兵士が象徴的な贈り物、つまり1760年にドイツ人からチェルニシェフの兵士に与えられたベルリンへの鍵のコピーを受け取ったということです。

1761 年の戦役

1761年、連合国は再び協調行動を達成できなかった。これにより、フレデリックはうまく操縦して、再び敗北を回避することができました。ロシア軍主力はシレジアにおいてオーストリア軍と協力して効果のない作戦を続けた。しかし、主な成功はポメラニアにおけるロシア軍部隊のシェアにあった。この成功がコールバーグの捕獲となった。

コールバーグの占領 (1761). ロシアによる最初のコルベルク占領の試み（1758年と1760年）は失敗に終わった。 1761 年 9 月に、3 回目の試みが行われました。今回は、グロース・イェーガースドルフとクーネルスドルフの英雄、ピョートル・ルミャンツェフ将軍の2万2000人の軍団がコルベルクに移された。 1761年8月、ルミャンツェフは当時としては新しい分散フォーメーション戦術を用いて、要塞への進入でヴュルテンベルク公（1万2千人）指揮下のプロイセン軍を破った。この戦いとその後のロシア地上部隊はポリャンスキー中将指揮下のバルチック艦隊の支援を受けた。 9月3日、ルミャンツェフ軍団は包囲を開始した。この戦闘は4か月続き、要塞に対する攻撃だけでなく、包囲軍を後方から脅迫するプロイセン軍に対する攻撃も伴った。軍事評議会は包囲解除を支持する声を3度上げ、ルミャンツェフの不屈の意志のみがこの問題を無事に終結させることができた。 1761年12月5日、要塞の守備隊（4000人）は、ロシア軍が撤退せず、冬の間も包囲を続けるつもりであることを見て降伏した。コルベルクの占領により、ロシア軍はプロイセンのバルト海沿岸を占領できるようになった。

コルベルグの戦いは、ロシアと世界の軍事芸術の発展に重要な貢献をしました。ここに分散フォーメーションという新たな軍事戦術の始まりが築かれた。有名なロシアの軽歩兵、レンジャーが誕生したのはコルベルク城壁の下であり、その経験はその後他のヨーロッパの軍隊にも生かされました。コルベルク近郊では、ルミャンツェフが初めて大隊縦隊を緩い編隊と組み合わせて使用した。この経験はスヴォーロフによって効果的に活用されました。この戦闘方法はフランス革命の戦争中にのみ西洋に現れました。

プロイセンとの和平 (1762). コルベルクの占領は、七年戦争におけるロシア軍の最後の勝利となった。要塞降伏の知らせを聞いた皇后エリザベート・ペトロヴナは死の床にあった。新しいロシア皇帝ピョートル3世はプロイセンと別途和平を結び、その後同盟を結び、その時までにロシア軍に占領されていた全領土を自由にプロイセンに返還した。これによりプロイセンは不可避の敗北から救われた。さらに、1762年、フリードリヒは、プロイセン軍の一部として一時的に活動していたチェルヌィシェフ軍団の援助を受けて、オーストリア人をシレジアから追い出すことに成功した。 1762年6月にピョートル3世はエカチェリーナ2世によって打倒され、同盟条約は破棄されたが、戦争は再開されなかった。七年戦争におけるロシア軍の死者数は12万人。このうち約80％は天然痘の流行などの病気による死亡だった。戦闘損失を上回る衛生損失の多さは、当時の戦争に参加していた他の国々でも典型的でした。プロイセンとの戦争の終結はピョートル３世の感情だけの結果ではなかったことに注意すべきである。それにはもっと深刻な理由がありました。ロシアはプロイセン国家の弱体化という主な目標を達成した。しかし、その完全な崩壊はロシア外交の計画の一部ではなかった。それは主に、オスマン帝国のヨーロッパ部分の将来の分割におけるロシアの主な競争相手であるオーストリアを強化したからである。そして戦争そのものが長い間、ロシア経済を金融危機の脅威にさらしてきた。もう一つの問題は、ピョートル3世のフリードリヒ2世に対する「騎士のような」ジェスチャーにより、ロシアは勝利の成果を十分に享受できなかったということである。

戦争の結果。 激しい戦闘は、七年戦争の他の軍事作戦の舞台、つまり植民地や海上でも行われました。 1763 年のオーストリアおよびザクセンとのフーベルトゥスブルク条約で、プロイセンはシレジアを確保しました。 1763 年のパリ講和条約によれば、カナダと東部はフランスからイギリスに譲渡されました。ルイジアナ州、インドにおけるフランス領の大部分。七年戦争の主な結果は、植民地と貿易の優位性をめぐる争いにおけるイギリスのフランスに対する勝利でした。

ロシアにとって、七年戦争の結果はその結果よりもはるかに価値があることが判明した。彼女は、以前はミニッチの草原放浪によって深刻に動揺していたヨーロッパにおけるロシア軍の戦闘経験、軍事芸術、権威を大幅に向上させた。この戦役の戦いによって、「エカチェリーナの時代」に目覚ましい勝利を収めた優れた指揮官（ルミャンツェフ、スヴォーロフ）や兵士の世代が誕生した。エカチェリーナの外交政策における成功のほとんどは、七年戦争におけるロシア兵器の勝利によって準備されたと言えるでしょう。特にプロイセンはこの戦争で多大な損害を被ったため、18世紀後半にはロシアの西側政策に積極的に干渉することができなかった。また、七年戦争後のロシア社会では、ヨーロッパの畑からもたらされた印象の影響を受けて、農業革新や農業の合理化に関する考え方が生まれました。外国文化、特に文学や芸術への関心も高まっています。これらすべての感情は次の治世中に発展しました。

「古代ルーシからロシア帝国へ。」シシキン・セルゲイ・ペトロヴィッチ、ウファ。

1762 年 4 月 24 日 (7.05)。 - ピョートル3世はロシアとプロイセンの間で協定を締結し、1756年から1763年の七年戦争からロシアは撤退した。

七年戦争 1756-1763

七年戦争 (1756 ～ 1763 年) は、ヨーロッパ諸国だけでなく、北米、カリブ海、インド、フィリピンも巻き込んだ現代最大の軍事紛争です。この戦争でオーストリアは戦死者40万人、プロイセン26万2500人、フランス16万8千人、ロシア13万8千人、イギリス2万人、スペイン3千人を失った。合計で60万人以上の兵士と70万人以上の民間人が死亡した。この戦争は後にW・チャーチルによって「第一次世界大戦」と呼ばれました。

戦争の主な理由は、イギリス、フランス、スペインの植民地利益の衝突でした。海外植民地での軍事衝突の激化により、1756年5月にイギリスがフランスに宣戦布告した。しかし、ここでは海外の植民地対立については考慮しません。ヨーロッパの軍事作戦の舞台に限定します。同年8月、プロイセン王フリードリヒ2世は6万の軍隊を率いてザクセンに侵攻し、10月には軍隊を降伏させた。ヨーロッパにおける主な対立は、オーストリアがプロイセンとの前回のシレジア戦争で失った豊かなシレジアを巡るオーストリアとプロイセンの間であった。 1756年末から、ロシアはオーストリア、フランス、スペイン、ザクセン、スウェーデンとの連合で戦争に巻き込まれたが、プロイセン、イギリス（ハノーファーと連合）、ポルトガルの連合がこれに対抗した。プロイセンの強化は、ロシア西部の国境とバルト三国と北ヨーロッパの権益に対する脅威であると認識した。 1746年に同盟条約が締結されたオーストリアとのロシアの緊密な関係も、この紛争におけるロシアの選択に影響を与えた。 (本文では、ヨーロッパで軍事作戦が行われたため、ユリウス暦に基づく日付に加えて、グレゴリオ暦に基づく当時の日付も括弧内に追加します。)

7万人のロシア軍は1757年5月に戦闘を開始した。しかし、最高司令官S.F.元帥の行動に対する異常な制限のため、アプラクシンと彼の優れた戦略家たちは、抜本的な措置を講じなかった。アプラクシンは6月になって初めてプロイセンの国境を越えることを決めた。ロシアにとって軍事作戦は成功裏に展開され、6月24日（7月5日）にメンメルが占領され、8月19日（30日）にはグロース・イェーガースドルフでのプロイセン軍との最初の本格的な衝突がロシア軍に勝利をもたらした。それにもかかわらず、陸軍の軍事評議会では、経済部門の破綻を理由に東プロイセンからリトアニアに撤退することが決定された。さらに、噂によると、アプラクシンは、当時重病を患っていたエリザベート皇后の代わりに、プロイセンとその秩序への愛で知られる人物が今すぐ王位に就く可能性があると予想していた。無駄に。この陸軍元帥の判断は間違っていなかったが、その前にさらに5年が必要であり、その間にロシア軍はヨーロッパに感銘を与える数々の成功を収めた。

1757年10月、アプラクシンは遅さのため皇后によって総司令官の職から外され、サンクトペテルブルクに呼び戻されて逮捕された（そして1年後、脳卒中により獄中で死亡した）。ウィリム・フェルモール総司令官が新たなロシア軍最高司令官に就任した。 1758 年の初めに、彼は抵抗に会うことなく東プロイセン全土を占領しました。ロシアにとっての戦争の主な目標は達成された。東プロイセンは今後4年間ロシアの一般政府に転換された。ロシア市民権を宣誓したプロイセン国民はわが軍に反対せず、地方当局もロシアに対して好意的な態度を示した。 (また、これらの土地はもともとドイツ領ではなかったということも忘れてはなりません。地元のスラブ民族とバルト民族は、13 世紀までにドイツの「ドラング・ナッハ・オステン」の間に同化されました。)

1758 年 7 月、ロシア軍はベルリンへ向かう途中の重要な要塞であるキュストリンを包囲しました。フレデリックは前に出た。 8月14日（同25日）にツォルンドルフ村近くで血なまぐさい戦闘が起こり、ロシア軍最高司令官の能力に疑問が生じた。戦いの重要な瞬間に、フェルモルは軍隊と戦いの指揮を離れ、最後の方にのみ姿を現しました。しかし、混沌とした戦いの中でも、ロシア兵は驚くべき粘り強さを示し、フレデリックは「ロシア人を殺すだけでは十分ではなく、倒すことも必要だった」という有名な言葉を残した。双方とも疲弊するまで戦い、多大な損害を被った。ロシア軍は16,000人を失い、プロイセン軍は11,000人を失った。敵軍は戦場で一夜を過ごしたが、翌日フェルモルが真っ先に軍隊を撤退させ、これによりフレデリックは勝利を自分のせいにする理由となった。

しかし、ツォルンドルフの虐殺には戦略的な影響はなかった。軍事史家A・ケルスノフスキーによれば、両軍は「互いに衝突した」という。道徳的に言えば、ツォルンドルフはロシアの勝利であり、「無敵」のフリードリヒにとってはさらなる打撃だった。

1759年5月、フェルモルの代わりに当時ポズナニに集中していたロシア軍の最高司令官にP.S.将軍が任命された。サルティコフ。 4万人の強力なロシア軍は、クローゼン市に向けて西のオーデル川に進軍し、そこでオーストリア軍と合流することを意図していた。 7月12日（同23日）、パルツィヒの戦いでサルトゥイコフはプロイセン軍ヴェーデル将軍の2万8千の軍団を完全に破り、フランクフルト・ナ・オーデルを占領し、約1週間後にロシア軍がオーストリア同盟軍と合流した。

この時、プロイセン王は南から彼らに向かって進んでいた。彼はクーナースドルフ村近くのオーデル川の右岸に渡った。 1759 年 8 月 1 日 (12) に、七年戦争の有名な戦いがここで行われました。フレデリックは4万8千の軍隊のうち完全に敗北し、彼自身の認めによると、彼には3千の兵士さえ残っていなかった。戦いの後、彼は大臣に次のような手紙を書いた。私は祖国の死を生き延びることはできないだろう。永遠にさようなら"。

クーナースドルフでの勝利後、連合国は最後の一撃を加えて、道が開けていたベルリンを占領し、それによってプロイセンを降伏させることしかできなかったが、陣営内の意見の相違により、勝利を利用して戦争を終わらせることはできなかった。彼らはベルリンを攻撃する代わりに軍隊を撤退させ、同盟国の義務に違反したとしてお互いを非難した。フレデリック自身は、自分の思いがけない救いを「ブランデンブルク家の奇跡」と呼んだ。

1760年、フレデリックは軍隊の規模を12万人の兵士に増やすのに苦労した。この時点でフランス・オーストリア・ロシア軍の兵力は最大22万人に達していた。しかし、例年と同様に、連合軍の数的優位性は、統一された計画と行動の調整の欠如によって打ち消されました。プロイセン王はシレジアにおけるオーストリア軍の行動を阻止しようとしたが、8月に敗北した。かろうじて包囲を逃れたフレデリックは、すぐに自身の首都を失い、トトレーベン少将の攻撃を受けた。ベルリンの軍事評議会では、ロシア軍とオーストリア軍の圧倒的な数的優位により、プロイセン軍は撤退を決定した。市内に残された守備隊は、最初にベルリンを包囲した将軍としてのトレーベンに降伏をもたらした。

1760年9月28日（10月9日）の朝、トーレーベンのロシア軍分遣隊とオーストリア軍がベルリンに入った。市内では銃やライフルが押収され、火薬や武器倉庫が爆破された。国民には賠償金が課せられた。「ロシアとロシア軍に関するあらゆる種類の名誉毀損や寓話を書いたプロイセンの『新聞』は、当然のことながら鞭打ちを受けた」とケルスノフスキーは指摘する。「この出来事が彼らを特別なロシア愛者にしたわけではありませんが、私たちの歴史の中で最も慰めとなるエピソードの一つです。」パニンの軍団とクラスノシチェコフのコサックが敵の追撃を引き継ぎ、プロイセンの後衛を破り、千人以上の捕虜を捕らえた。しかし、フリードリヒがプロイセン軍の主力に接近したとの知らせを受けて、同盟軍は兵力を維持しながらプロイセンの首都を去った。

1760 年 10 月 23 日（11 月 3 日）、プロイセン軍とオーストリア軍の間で、七年戦争最後の大きな戦いがトルガウ近郊で行われました。フレデリックはピュロスで勝利を収め、1日で軍隊の40％を失いました。彼はもはや損失を補うことができず、攻撃的な行動を放棄した。この時点では、フリードリヒ自身を除いてヨーロッパの誰も、もはやプロイセンが敗北を避けることができるとは信じていませんでした。小国の資源は敵の力に釣り合いませんでした。フレデリックはすでに仲介者を通じて和平交渉を提案し始めていた。

しかしこの瞬間、皇后エリザベタ・ペトロヴナは、「たとえそのためにドレスの半分を売らなければならなかったとしても」戦争を勝利に導くまで続ける決意を常に持ち続けて亡くなりました。エリザベートの公約によれば、1761年12月25日にピョートル3世がロシア王位に就き、1762年4月24日（5月5日）に長年の憧れだったフリードリヒとサンクトペテルブルク和約を締結してプロイセンを敗北から救った。

その結果、ロシアはこの戦争（東プロイセン）での重要な獲得物をすべて自発的に放棄し、最近の同盟国であるオーストリアとの戦争のためにフリードリヒにZ.G.チェルニシェフ伯爵指揮下の軍団を提供さえした。戦争で払った犠牲を侮辱するピョートル３世の政策はロシア社会の怒りを引き起こし、ピョートル３世の人気の低下、そして最終的には打倒につながった。彼女は配偶者を打倒し、プロイセンとの同盟条約を破棄し、チェルヌィシェフ軍団を召還したが、現時点ではロシアにとって不必要であると考え、再び戦争を継続しなかった。

このような事態の推移の結果、1763 年初頭、七年戦争は英プロイセン連合の勝利で終結し、その後の世界の様相に大きな影響を与えました。この戦争によりアメリカにおけるフランスの権力は終焉を迎え、フランスはカナダ、東ルイジアナ、カリブ海のいくつかの島々、そしてインドの植民地の大部分をイギリスに割譲した。そしてイギリスは支配的な植民地大国としての地位を確立し、英語を地球上に広めました。

プロイセンはシレジアとグラッツ郡に対する権利を確認し、ついにヨーロッパの主要勢力の輪に加わった。これにより、19 世紀末にはプロイセン主導によるドイツ国土の統一が実現しました（以前は非常に論理的であると思われていたオーストリアとの統一ではありませんでした）。

この戦争でロシアは軍事経験とヨーロッパ情勢に対する大きな影響力以外何も得られなかった。サンクトペテルブルク連合会議は常にロシア軍をオーストリア軍の補助軍にしようと努めていたが、ヨーロッパは反プロイセン連合の唯一の軍隊である我が軍の戦闘能力を検証することができた。「勝利した」プロイセン軍との戦いの結果は肯定的な結果をもたらしました。領土に関する結果は我々にとって決定的ではなかったにもかかわらず、七年戦争はヨーロッパにおけるロシア兵器の威力を称賛した。

ディスカッション: コメント 11 件

これはロシアの歴史の中でどのような現象なのか説明してください - ピョートル3世？

またしても私はピョートル・フョードロヴィチ皇帝に対する名誉毀損を読んだ!!! そう、いつかこの忌まわしい状況は終わるだろう、彼の妻とその恋人たちは法皇を殺害しただけでなく、すでに250年間も彼を嘲笑し続けているのだ…愚かな共産主義者やリベラルのサイトで読んでも理解できるが、君主主義者のウェブサイトで繰り返されるあらゆる種類のナンセンスを読むのは、まったく耐えられません...
この記事の著者にもう 1 つの質問があります。一体なぜ、私たちはこのヨーロッパ全体の争いに巻き込まれたのでしょうか? 私たちにとっての脅威は何でしたか、それはどこから来たのでしょうか?? ちなみに、当時ポーランドは私たちをプロイセンから引き離していました。これが第一に、第二に、フリードリヒ大王ではありませんでしたが、我々はプロイセンに宣戦布告したのです！問題は、何のために? 彼女は私たちを攻撃しませんでした、そして軍事的脅威はありませんでした...フレデリックは単にエリザベタ・ペトロヴナについて不利な話をしただけです - それで何、これが戦争の理由ですか？そして12万人のロシア兵が死亡したのか？では、「心の弱いピョートル３世」と「最も賢明なペトロフの娘」、どちらが賢明な統治者だったのでしょうか??

素晴らしいまとめです。10点獲得しました

OK、すべて説明されました

レオニドフ - ピョートル3世は、同時代の人々のすべてのレビューによると愚か者でした。外国の外交官。
なぜ我々はフリードリヒと戦争をしたのか――ロシア外交政策の反プロイセン的方向性は1745年に決定され、いかなる口実を利用するために1753年から直接戦争の準備を始め、さらにはオーストリア人を戦争に巻き込む計画さえあった。彼らはこの時点で私たちを戦争に巻き込むことも計画していたことを知りませんでした。フレデリックがエリザベートの悪口を言っただけで、それで我々は彼と戦ったというナンセンスは、21世紀のプロイセンの物語は言うに及ばず、20世紀の話にも値しない。実際、1944年以来、我が国の外交官、ベストゥージェフ兄弟は、プロイセンは危険であり、その強化はロシアにとって脅威であり、ロシアを影響圏から追い出すことになるとエリザベスを説得した。最初に水をかけました。 1752年のフレデリックの遺言では、国王はロシアと戦うことを一般的に恐れており、同時にロシアはできるだけ多くの問題を引き起こす必要があり、ロシア内戦と2つの王朝間の分裂が必要であると主張していた。スウェーデン人をロシアに押し込むと、ポメラニアを助けたとしてスウェーデン人から受け取るか、約100万人を捕獲することができます。ロシアの地方。フレデリックはスウェーデン、ポーランド、トルコ、クリミアで組織的な反ロシア陰謀を展開し、欧州情勢からロシアを排除するためにそこから情勢へのロシアの影響力を排除した。彼らはサンクトペテルブルクでこれらすべてを知っていたので、プロイセンを二流国家に変えることに決めました。これ以上詳しく書くと長くなるが、1762年の初めまでにロシアは実際にヨーロッパの主導国であり、オーストリアはロシアに依存し、フランスは外交的に何もすることができず、イギリスは友好関係を望んでおり、プロイセンを粉砕した。残っているのは、ロシアが合法的にヨーロッパの主導国となる平和会議で、この地位を合法的に確保することだけだった。もしこれが起こっていれば、クリミア戦争も、不幸なポーランドの分裂も、エカチェリーナ政権下のオーストリアやフランスとの長い敵対もなかっただろう。ヨーロッパ全体の歴史は異なっていました。そしてこれらすべては、ロシアがホルスタインの付属物にすぎなかった王位に就いたドイツの王子によって破壊されました。
残念ながら、一人の女性の生涯における6か月は歴史上非常に大きな意味を持つため、エリザベスは偉大にはなりませんでした。そして今日に至るまで、彼女の偉大な時代、ロシア国家復興の時代は忘れられ、唾を吐きかけられ、中傷され続けている。

ピョートル３世は真に偉大な君主であり、「偉大な」エカチェリーナが３３年間の治世中に受け入れられなかった法律を、半年でロシアと国民にとって最も有益な法律を可決することに成功した。宗教の自由に関する法律に名前を付けるだけで十分です。元の正統派古儀式派の完全なリハビリテーションを提供する...などそしてピョートル3世は、ロシアを無意味な戦争から脱出させたにもかかわらず、征服した東プロイセンをフリードリヒ2世に返還しなかった（ロシア占領軍はそこに留まり続けた）。東プロイセンはエカチェリーナによってフリードリヒ 2 世に返還されました。その通りです。夫を殺し、王位を簒奪した堕落した女性エカチェリーナが打ち出した神話ではなく、実際の歴史を読んでください...エリザベス・ペトロヴナ政権下の七年戦争中、エカチェリーナの母親（フリードリヒ2世の元愛人）と彼女自身プロイセンへの軍事スパイ活動で現行犯逮捕された。その後、母親はロシアから追放され、エリザベタ・ペトロヴナはロシアの王位（王位継承者の妻）の信用を傷つけることを避けるためにエカチェリーナを恩赦した。したがって、将来、エカチェリーナはフレデリックと戦うことはなく、プロイセンと一緒にポーランドを分割しました...ピーターの人気は人々の間で非常に高く、ロシア（プガチョフ）だけでなく海外でも彼の名前を使った詐欺師によって使用されました。（ステファン・マリー、モンテネグロ）

私たちの軍隊は英雄的に戦いました。私たちは東プロイセンを掃除しました。私たちはベルリンに入りました。フリードリヒを1番から13番まで打った。
しかし、いまいましい質問は未解決のままです - なぜですか?

古儀式派 - ピョートル3世は東プロイセンをフレデリックに返還し、彼とそのような協定を結びました。
軍隊はルミャンツェフ軍団とデンマークとの間のホルスタインを巡る戦争を支援するためにそこに留まり、ピョートル3世は1762年の夏にこの戦争を開始する予定だったが、戦死した。
ピョートル3世は戦時中にフリードリヒと文通をし、数年のうちにフリードリヒをプロイセン軍の将軍に昇進させたが、これは単に手紙に見られた軍事的才能のおかげであると主張した。
エカチェリーナの母親、ヨハンナ・エリザベートは、プロイセンとの戦争のずっと前にロシアから追放されました。エカチェリーナをスパイ活動で捕まえた人は誰もおらず、七年戦争中のフレデリックとの関係の証拠はまだありませんが、同じ戦争中にピョートル3世とフレデリックとの関係の証拠があります。エカチェリーナは確かにプロイセンとの和平条件を確認した。
エカチェリーナの母親がフリードリヒの愛人だったという事実はおとぎ話であり、フリードリヒは女性に寛容ではなく、男性に弱かったのです。
ピョートル３世は人気がなかった。彼にはそれを物理的に征服する時間がなかっただろう。彼の名前は反エカチェリーナ行動の口実でしかなく、モンテネグロではそれは単なるロシアの象徴であった。

アマチュアのために - これがすべてがどのように書かれているか - なぜ、それは以下に書かれています。それではなぜピーターはスウェーデン人と戦ったのでしょうか？戦争に勝って敵を永遠に粉砕したのはピーターだけであり、それ以来スウェーデンはロシアにとって危険ではなくなり、エリザベスには時間がありませんでした。

とても価値のある良いエッセイでした。

専門家、あなたは間違っています。
ロマノフ（あるいはそれが何であれ、別の解釈をしたホルシュタイン＝ゴットルプ）の歴史学に基づいたあなたのナンセンスには、私は断固として同意しません。
あのエカチェリーナ２世。フレデリックとの関係で正式に有罪判決を受けたわけではないが、これは彼女がスパイではないという意味ではない。

連合条約は 2 部作成され、（公式には）保存されていません。しかし、この合意を見た人々の証言は保存されている。これらの証言（さまざまな当事者による）は、労働組合協定の別の文言を示している。

Nhjkkm、私は正しいですが、あなたは間違っています。あなたは私たちが何について話しているのかさえ理解していません。それはキャサリン自身のことではなく、母親のことでした。ピョートル３世がスパイであったことは周知の事実である。キャサリンは捕まらなかった - それは彼女がスパイではないことを意味するが、反対の意見は妄想にすぎない。私はロマノフの歴史学を知りません。誰が何を知っているかをでっち上げず、それに基づいて考えたほうが良いでしょう。プロイセンとのすべての同盟協定（ピョートル3世政権下かエカチェリーナ政権下のどちらについて具体的に書いているのかわかりませんが）は私たちに保存されています。外務省のアーカイブと革命前のマルテンスの出版物の両方にあります。空想したり熱狂したりする必要はありません。

50年代プロイセンはロシアの主な敵となる。その理由は、ヨーロッパの東を狙った国王の積極的な政策にあります。

七年戦争は 1756 年に始まりました 。エリザベス皇后の下で秘密評議会または軍事評議会の役割を果たした最高裁判所での会議は、課題を設定した。 「プロイセン王を弱体化させることで、地元側（ロシア側）に対して彼を恐れ知らず、気楽にさせる。」

1756年8月、フリードリヒ2世は宣戦布告をせずにザクセンを攻撃した。彼の軍隊はオーストリア軍を破り、ドレスデンとライプツィヒを占領した。オーストリア、フランス、ロシア、スウェーデンによる反プロイセン連合がついに形を成しつつある。

1757 年の夏、ロシア軍は東プロイセンに進駐しました。 1757年8月19日（30日）、グロース・イェーガースドルフ村近くのケーニヒスベルクへ向かう途中、S・F・アプラクシン元帥の軍隊がH・レヴァルト元帥の軍隊と遭遇した。

プロイセン軍が戦闘を開始した。彼らはロシア軍の左翼と中央、そして右翼を連続して攻撃した。中央を突破され、ここで危機的状況が生まれた。戦闘中に死亡したロプキン将軍の師団の連隊は大きな損失を被り、撤退を開始した。敵はロシア軍の後方に侵入する可能性がある。しかし、この状況は、ここ数年で頭角を現し始めた若い将軍であるP.A.ルミャンツェフの予備役4個連隊によって救われた。プロイセン軍歩兵の側面に対する迅速かつ突然の攻撃により、歩兵はパニックに陥って逃走した。同じことがロシアの前衛と右翼の位置でも起こりました。大砲と小銃の砲撃がプロイセン軍の隊列をなぎ倒した。彼らは前線全体に沿って逃げ、3,000人以上が戦死し、5,000人以上が負傷した。ロシア人 - 1.4千人が死亡、5千人以上が負傷した。

アプラクシンは軍の一部だけの助けで勝利を収めた。その結果、ケーニヒスベルクへの道は明確になりました。しかし、司令官は軍隊をティルシットに連れて行き、その後クールラントとリヴォニアに冬季宿舎を設けた。出発の理由は、食料不足と兵士の集団病気だけではなく、彼がサンクトペテルブルクに宛てて書いた手紙のほか、皇后が病気になったことと皇太子ピョートル・フェドロヴィチの即位など、彼が沈黙を守っていたこともあった。甥でありプロイセン王の支持者として期待されていた。

エリザベタはすぐに回復し、アプラクシンは裁判にかけられた。生まれながらのイギリス人であるV.V.ファーマー将軍が司令官に任命される。彼は 30 年代と 40 年代の戦争で頭角を現しました。トルコとスウェーデンと。七年戦争中、彼の軍団はメーメルとティルシットを占領した。この将軍はグロース・イェーガースドルフの戦いで師団に優れた功績を残した。ロシア軍の司令官となった彼は、1月にケーニヒスベルクを占領し、その後東プロイセン全土を占領した。住民はロシア皇后に宣誓した。

6月初旬、フェルモルは南西に向かい、ヴァルタ川とオーデル川の合流点にあるベルリン東部のキュストリンに向かった。ここ、ツォルンドルフ村の近くで、8月14日(25日)に戦闘が行われた。ロシア軍の数は42.5千人、フリードリヒ2世の軍隊は32.7千人でした。戦いは一日中続き、熾烈を極めた。双方とも大きな損失を被った。プロイセン王もフェルモルも勝利について語り、両者ともツォルンドルフから軍隊を撤退させた。戦いの結果は不確かだった。ロシアの指揮官の優柔不断さ、兵士たちへの不信感により、任務を遂行し勝利を収めることはできなかった。しかし、ロシア軍がその強さを示したので、フレデリックは退却し、彼自身が認めたように「打ち負かすことができなかった」敵と再び戦う勇気はなかった。さらに、彼の軍隊は精鋭の兵士を失っていたため、大惨事が起きるのではないかと心配した。

フェルモルは 1758 年 5 月 8 日に辞任を受け取りましたが、戦争が終わるまで軍務に就き、軍団を指揮して優秀な成績を収めました。彼は有能だが自発性がなく優柔不断な最高司令官としての記憶を残した。彼は下位の軍事指導者であったが、勇気と管理能力を示し、数々の戦いで頭角を現した。

彼の代わりに、彼自身を含む多くの人にとって予想外だったのは、ピョートル・セメノヴィチ・サルトゥイコフ将軍が任命された。皇后の親戚であるモスクワのボヤールの旧家の代表であった彼（彼女の母親はサルトゥイコフ家の出身であった）は、1714年にピョートルの護衛の兵士として勤務し始めた。彼は20年間フランスに住んで海事について学んだ。しかし、30年代初頭にロシアに戻り、警備員や法廷に勤務した。その後、ポーランド遠征（1733年）とロシア・スウェーデン戦争に参加する。その後、七年戦争中のケーニヒスベルク占領、ツォルンドルフの戦いで。彼は61歳で最高司令官に就任したが、その時すでに老人だった。

サルティコフは風変わりで奇妙な性格を持っていました。彼は、この数年間に軍人としてのキャリアを始めた男をどこか彷彿とさせました。彼は軍と兵士を愛し、彼らが自分と同じように、単純で控えめで、正直でコミカルな人でした。彼は儀式や披露宴、華やかさや華やかさに耐えられなかった。この「白髪の小柄で素朴な老人」は、有名な回想家であり七年戦争にも参加したA・T・ボロトフが次のように証言している。 「まるで本物の鶏のようだった」。首都の政治家たちは彼を笑い、何でも農民とオーストリア人に相談するよう勧めた。しかし、彼は経験豊富で決断力のある将軍であるにもかかわらず、 "単純"自分自身で決定を下し、すべてを掘り下げました。彼は、軍事作戦の場から何千マイルも離れたサンクトペテルブルクから会議を制御できると信じて、軍の内政に絶えず干渉していた会議に背を向けなかった。彼の独立心と堅実さ、エネルギーと常識、用心深さと日常への嫌悪、機敏な知性と驚くべき冷静さは、心から彼を愛する兵士たちを魅了した。

軍の指揮を執ったサルティコフは軍をフランクフルト・ナ・オーデルへ導く。 1759年7月12日（23日）、パルツィヒでヴェーデル将軍の軍隊を破った。その後フランクフルトは占領される。ここ、フランクフルトの対岸、オーデル川右岸のクーナースドルフ村近くで、1759 年 8 月 1 日 (12) に総力戦が行われました。サルティコフ軍には、200門の銃を持ったロシア兵約41,000人、48門の銃を持ったオーストリア人18,500人がいた。フレデリックの軍隊では、48,000、114の重砲、連隊砲。激しい戦いの間、最初は一方が成功し、次にもう一方が成功しました。サルティコフは棚を巧みに操作し、適切な場所に適切なタイミングで移動させた。砲兵、ロシアの歩兵、オーストリアとロシアの騎兵は素晴らしいパフォーマンスを見せた。戦いの初めに、プロイセン軍は左翼からロシア軍を押し返した。しかし、中央部のプロイセン軍歩兵の攻撃は撃退された。ここでフレデリックは主力であるザイドリッツ将軍の騎兵隊を二度戦いに投入した。しかし、ロシア兵によって破壊されました。その後、ロシア軍は左翼から反撃を開始し、敵を追い返した。連合国軍全体が攻勢に転じた結果、フレデリックの完全敗北に終わった。彼自身と彼の軍隊の残存者はひどいパニックに陥り戦場から逃げ出した。王はコサックに捕らえられそうになった。彼は18.5千人以上、ロシア人は1万3千人以上、オーストリア人は約2千人を失いました。ベルリンは降伏の準備をしており、公文書館と国王の家族はベルリンから撤去され、噂によると彼自身も自殺を考えていたという。

輝かしい勝利の後、サルティコフは元帥の階級を獲得した。将来、オーストリア人の陰謀と会議への不信感が彼を不安にさせる。彼は病気になり、同じフェルモールが代わりを務めました。

1760年の戦役中、Z.G.チェルニシェフ将軍の分遣隊は9月28日（10月9日）にベルリンを占領した。しかし、オーストリア軍とロシア軍の行動間の調整の欠如が再び問題を大きく妨げている。ベルリンは放棄されなければなりませんでしたが、ベルリンが占領されたという事実はヨーロッパに強い印象を与えました。翌年の終わりに、ルミャンツェフの巧みな指揮の下、G.A.スピリドフ率いる水兵上陸部隊の支援を受けて16,000人の軍団がバルト海沿岸のコルベルク要塞を占領した。シュテッティンとベルリンへの道が開かれました。プロイセンは滅亡の危機に瀕していた。

フレデリックへの救いはサンクトペテルブルクからもたらされた - 彼女は1761年12月25日に亡くなり、彼女に代わって王位に就いた甥（ゴシチンスキー公の息子とアンナの娘）ピョートル3世フェドロヴィチは3月5日に休戦を締結した。 (16)、1762年、彼が敬愛するプロイセン君主と。そして1か月半後、彼は彼と平和条約を結び、プロイセンはすべての土地を取り戻しました。 7年戦争におけるロシアの犠牲は無駄だった。

七年戦争 1756-1763 欧州主要国間の一連の紛争により発生した。事実は、問題の当時、2つの国が国際舞台でリーダーとして行動する権利を求めて戦っていたということです。フランスとイギリスは長期にわたる紛争期間に入り、両国間の武力衝突は避けられなかった。この頃、両国は植民地征服の道を歩み始めており、領土や勢力圏の分断により両国間には常に摩擦が生じていた。対立の主な舞台は北米とインディアンの領土であった。これらの土地では、境界線の決定と地域の再分配において、対立する双方が常に衝突していました。こうした矛盾が軍事衝突の原因となった。

衝突の前提条件

七年戦争 1756-1763 それはプロイセン国家の強化の結果でもありました。フリードリヒ 2 世は、これらの基準に従って非常に戦闘準備の整った軍隊を創設し、そのおかげで彼は多くの占領を行い、そのおかげで国の国境を四捨五入しました。この拡張はオーストリアを犠牲にして行われ、彼はそこからシレジアの土地を奪った。シレジアはこの州で最も豊かな地域の一つであり、この損失は州にとって重大な損失であった。したがって、女帝マリア・テレジアが失われた土地を取り戻すことに興味を持ったのも驚くべきことではありません。このような状況下で、プロイセンの支配者はイングランドに支援を求めたが、イングランドはヨーロッパの領土（ハノーファー）を確保しようとし、またこれらの土地を自国のために保持するための支援にも関心を持っていた。

七年戦争 1756-1763 前述したように、植民地の分割をめぐるイギリスとフランスの矛盾の結果として生じたものである。我が国にも武力衝突に参加する理由があった。事実は、プロイセン国家の主張がポーランド国境とバルト海の国境における影響圏を脅かしたということである。さらに、1740年代以降のロシア。オーストリアとは条約制度によって結ばれています。これに基づいて我が国とフランスの間には接近があり、反プロイセン連合が形成されました。

対決の始まり

1756年から1763年の七年戦争の原因その広範な範囲を決定しました。ヨーロッパの主要国は敵対行為に巻き込まれた。さらに、大陸戦線、北アメリカ戦線、インド戦線など、いくつかの戦闘作戦戦線が形成された。このブロック間の軍事対立は西ヨーロッパの力の均衡を変え、その地政学的な地図を変えた。

七年戦争 1756-1763 プロイセン王のザクセン攻撃から始まった。この統治者の計算は次のとおりです。彼はここに敵を攻撃するための踏み台を作ることを計画していました。さらに、彼はオーストリアを軍隊を補充するための豊かな地域として利用したいと考え、またその経済的および物質的資源を利用することも意図していました。彼はサクソン人の攻撃を撃退し、これらの土地を占領しました。この勝利の後、プロイセン王はオーストリア軍に一連の打撃を与え、しばらくプラハ市を占領したこともあったが、その後オーストリア軍がコリン市近くで王を破った。しかしプロイセン軍はロイテンで勝利し、元の戦力バランスを回復した。

敵対行為の継続

フランスの参戦はプロイセン王の立場を非常に複雑にしたが、それでも彼はロスバッハで新たな敵に重大な打撃を与えることに成功した。それから私たちの国は敵対行為を始めました。ロシア軍はヨーロッパ最強の軍隊の一つと考えられていたが、1756年から1763年にかけての七年戦争の指揮官たちがその優位性を実感できなかったことが主な原因である。その機能を最大限に活用できませんでした。最初の大規模な戦いで、軍隊の指揮官アプラクシンは、敵に勝利したにもかかわらず、予期せず撤退命令を出しました。次の戦いはイギリス人のフェルモールが指揮した。彼の指導の下、ロシア軍は戦争2年目の軍事作戦中、最も血なまぐさい戦いの一つに参加した。この戦いはどちらの側にも決定的な成功をもたらしませんでした。彼の同時代人の一人は、それを最も奇妙な戦いと呼んだ。

ロシア兵器の勝利

1756年から1763年の七年戦争は、ロシアの参加に関連して学校で簡単に議論されることが多いが、その発展の3年目に戦争の決定的な段階に入った。これは主に、新しい軍事指導者サルトゥイコフの指導の下でロシア軍が勝ち取った勝利によるものでした。彼は非常に頭が良く、兵士たちからも人気があった。ロシア軍がクーネルスドルフで有名な勝利を収めたのは彼の指揮下でした。その後、それは完全に敗北し、国王は州の首都を占領するという現実の脅威に直面しました。しかし、反プロイセン連合諸国が互いの義務違反を非難し始めたため、その代わりに連合軍は撤退した。

今後の行動方針

しかし、フリードリヒ２世の立場は極めて困難なものであった。彼はイギリスに援助を求め、和平会議開催の仲介役を務めるよう要請した。七年戦争 1756-1763 この戦いは通常、上記の戦いに関連して簡単に報道されるが、それでも、敵に決定的かつ最後の打撃を与えることを意図していたロシアとオーストリアの立場により継続された。プロイセン王はオーストリア軍に損害を与えたが、それでも戦力は不平等だった。彼の軍隊は戦闘能力を失い、軍事作戦の遂行に影響を及ぼした。 1760年、ロシアとオーストリアの軍隊が彼の州の首都を占領した。しかし、王の接近を知った彼らはすぐに彼女から離れることを余儀なくされました。同年、戦争最後の大規模な戦いが行われたが、それでもプロイセン王が勝利を収めた。しかし、彼はすでに疲れ切っていて、ある戦いで軍隊のほぼ半分を失いました。さらに、彼の対戦相手は二次戦線でもいくつかの成功を収めました。

最終段階

1756年から1763年の七年戦争の原因敵対行為の行為の特徴に影響を与えた。実際、ヨーロッパにおける主な戦いは、我が国の積極的な参加のもと、プロイセンとオーストリアの間で行われました。しかし、ロシア皇后の死と関連して、彼女の後継者の下で外交政策に大きな変化があった。新皇帝はロシア軍が占領していたすべての土地をプロイセン王に返還し、彼と平和同盟条約を結び、さらには軍団を援助に派遣した。この予期せぬ変化は文字通りプロイセンを最終的な敗北から救った。

しかし、王位に就いたエカチェリーナ2世はこの協定を破棄したが、それでも首都に十分な自信を持っていなかったために、敵対行為を再開しなかった。つまり、この時までに 1756 年から 1763 年までの 7 年間の戦争はほぼ終わっていました。ロシアはそれに積極的に参加したが、領土獲得はしなかった。プロイセン王はこの休息を利用して、オーストリア軍にさらにいくつかの深刻な打撃を与えたが、国の資源が血なまぐさい戦いの継続を支えられないことは明らかとなった。

対立する北米戦線

戦闘はヨーロッパ本土に限定されなかった。北アメリカではイギリスとフランスが勢力圏を巡って激しい争いが繰り広げられた。 5年間にわたり、港、都市、要塞の占領を目指して双方の間で闘争が続いた。 1756 年から 1763 年にかけての七年戦争は、通常、ヨーロッパ大陸における勢力の衝突との関連でのみ簡単に議論されますが、このように海外の土地も対象としていました。最も激しい対立はケベックをめぐって起こった。その結果、フランスは敗北し、カナダを失った。

インドでの活動

これら大国の闘争はインドでも展開され、イギリス軍がフランス軍を次々とその地位から追放した。特徴的なのは、戦闘が陸と海の両方で行われたことです。 1760年、イギリス軍はついにフランス軍を陣地から追い出した。この勝利によりイギリスは主要な宗主国となり、最終的にインドをその支配下に置いた。

結果

1756 年から 1763 年にかけての七年戦争は、文字通りヨーロッパの地図と主要国間の力の均衡を変えた結果、おそらく 18 世紀半ばのヨーロッパ最大の軍事政治衝突となりました。この深刻な対立の結果、国家間の植民地領土と勢力範囲の再分配が生じました。この闘争の主な結果は、イングランドが本土最大の都市に変貌したことであった。この国は主な敵対国であるフランスの地位に取って代わり、勢力圏の拡大において主導的な地位を占めている。

契約条件

1756 ～ 1763 年の七年戦争の結果。まず第一に、領土の再分配に影響を及ぼします。戦闘が終わった年に、フランスがカナダを失い、この地域をライバルに譲渡するという条約が締結され、他にも多くの主要な領土を獲得した。この合意後のフランスの立場は大きく揺らいだ。しかし、内部的な理由もこれに大きく貢献しました。国家自体に深刻な危機が生じており、それが数十年後に革命を引き起こしました。

同年、プロイセンはオーストリアと協定を結び、それによるとシレジアと他のいくつかの土地はプロイセンに残ることになった。これらの係争地のため、両国はかなり長い間敵対関係にあった。しかし、フリードリヒ 2 世は、終戦直後に我が国との接近に向けた方向性を定めました。 1756 年から 1763 年にかけて起きた七年戦争は、その後一世紀にわたるヨーロッパ列強の発展を決定付け、同盟関係と義務を新たな方法で再分配しました。ロシアにとっての主な成果は、大陸の主要国と対峙する戦闘作戦において広範な経験を積んだことであった。エカチェリーナの時代の指揮官は戦争の参加者の中から現れ、我が国に数々の輝かしい勝利をもたらしました。しかし、帝国は領土を獲得しませんでした。新しい統治者はプロイセン国王に宣戦布告しなかったが、彼女は夫が署名したプロイセン国王との同盟協定を破棄した。

当事者の立場

オーストリアはこの戦争で最も多くの兵士を失いました。主な敵の損失は半分でした。敵対行為の結果、200万人以上が死亡したという見方もある。戦争に参加するために、イギリスは北米植民地の搾取を強化しました。特に大陸の産業発展には税金が引き上げられるなどあらゆる障害が生じ、植民地住民の不満が激しく爆発し、ついには武器を手に取り独立戦争が始まった。多くの歴史家は、プロイセンの統治者が何度も極めて困難な状況に陥り、何度も最終的な敗北の危機にさらされたにもかかわらず、何が最終的にプロイセンを勝利に導いたのかという疑問に対する答えを探している。多くの専門家は、同盟国間の意見の相違、ロシア皇后の死、外交政策の予期せぬ転換などの理由を強調している。ただし、最も重要なのは、もちろん最初の理由です。重要かつ決定的な瞬間に、同盟国は共通の言語を見つけることができず、それが同盟間に意見の相違をもたらし、それはプロイセンの支配者に利益をもたらすだけでした。

プロイセン自体にとって、勝利は内政および外交政策の発展にとって極めて重要でした。戦後はヨーロッパ有数の大国の一つとなった。これにより、まさにこの国の指導の下で、断片化したドイツの土地を単一の国家全体に統合するプロセスが加速されました。したがって、この州は新しいヨーロッパ国家、ドイツの基礎となりました。このように、戦争の結果と結果はヨーロッパ諸国の地位だけでなく、他の大陸の植民地の地位にも影響を与えたので、この戦争は国際的な意味を持っていたと言えます。